課題解決に向けて
ここでは、女性が避難所でなるべくストレスなく過ごすためにどのような配慮や備えが必要なのか、示しています。
女性が備えておくもの
●防災バッグの備え
一般的に避難所生活で必要とされる物資として以下のようなものがあげられます(内閣府防災情報のページより)。
- ・非常用ブランケット
- ・軍手
- ・常備薬
- ・懐中電灯
- ・携帯ラジオ
- ・タオル
- ・ヘッドライト
- ・手間なく食べられる食料
- ・敷きマット
- ・500mlの水1-2本
- ・携帯用トイレ
- ・ヘルメット
- ・ゴミ袋
- ・カッパ
女性はこれに加えて、以下のような特有の備えが必要です。(大分県「女性の視点からの防災パンフレット 避難所運営の取組と平時からの取組 」より)
- ・生理用品…
ナプキン、 ショーツ、ビデなどを1週間分
ほど備えておくと安心です。 - ・防犯ブザー・笛
- ・ズボン…スカートより動きやすいので、
おすすめです。 - ・紙の下着…使い捨てなので衛生的です。
- ・鏡
- ・消毒液
- ・マスク…感染症、乾燥、臭い対策に有効!
- ・ヘアゴム
- ・ヘアブラシ
- ・ウェットシート…アルコール、ノンアルコー
ルどちらもあると安心です。 - ・化粧品…ハンドクリームなどもあると
リフレッシュになります。
また、お子さんのいる家庭で必要なものは以下の通りです。(大分県「女性の視点からの防災パンフレット 避難所運営の取組と平時からの取組 」より)
- ・情報メモ
(保護者の名前、住所、 アレルギー等) - ・携帯用おまる
- ・おしりふき
- ・ミルク
- ・哺乳瓶・消毒剤
- ・おやつ
- ・おもちゃ
備蓄するべきもののイメージがしやすいよう、グループのメンバーの自宅にある防災バックを例に説明します。中身を全て取り出して写真を撮ると、このようになりました。
独自で撮影
入っていたものの一覧
- ・非常用持ち出し袋セット
…LEDライト、アルミシート、軍手、
ホイッスル、ポーチ、防災のしおり - ・防犯マップ
- ・防災ハンドブック
- ・簡易トイレセット
- ・ブランケット
- ・防塵マスク
- ・応急セット
- ・軍手
- ・ライト(首から下げられるもの)
- ・アルファ米
- ・ビスケット
- ・餅
- ・養生テープ
- ・タオル
- ・ゴミ袋
- ・レジャーシート
中身を検討してみると、携帯ラジオ・ヘッドライト・ヘルメット・カッパは一般的に必要とされている物資であるのにも関わらず、入っていないことがわかりました。また、女性用物資は特に不足していて、準備できていたのは笛のみでした。
このメンバーの家庭のように、女性用物資は用意するのを忘れやすいのかもしれません。意識してチェックするようにしてみると良いと思います。
必要なものは一人一人違います。自分や家族に必要なものを考えて、追加してみてください!
●家庭での備え
各家庭で最低3日間、できれば一週間過ごせる量が目安です。(内閣府防災情報のページより)
- ・飲料水(一人1日3リットル)
- ・食料
- ・下着
- ・トイレットペーパー
- ・携帯トイレ
- ・カセットコンロ
などを揃えておきましょう。
過去の被災者の多くは、避難生活で温かい物が食べたかったといいます。被災直後は一時的に電気やガスが止まり、熱源を失ってしまう可能性が高いです。そんな時、カセットコンロはとても便利です。カセットコンロを用意し、カセットボンベを多めに(15-20本程度)買い置きしておきましょう。
グループのメンバーの自宅の備えはどうなっているのでしょうか?メンバーの1人に聞きました。
メンバーの話「私の家にはカセットコンロはありますが、カセットボンベは鍋用の1本しかありません。これでは災害時に使うことができないので、カセットボンベを増やす必要があります。」
●ローリングストックを活用しよう
大災害発生時、公的な支援物資はすぐに届かないかもしれません。コンビニなどのお店にも人が殺到し、すぐに商品が無くなるかもしれません。そのため、各家庭で防災グッズを備える事はとても重要です。
ローリングストック法は日常的に非常食や賞味期限の長い日常食を食べて、食べたら買い足すという行為を繰り返し、常に家庭に新しい非常食を備蓄する方法です。
非常食というと「気がつくと消費期限が過ぎていて全て処分するしかなかった」というような失敗が起こりがちですが、この方法なら普段から食べているものが災害時の食卓に並ぶので、より安心して食事を摂ることができます。
私たちの中で、自宅で飲料水のローリング・ストックを行なっているというメンバーがいたので、詳しく話を聞いてみました。
メンバーの話「私の自宅では、ウォータータンクに14リットルの水道水を貯めるようにしています。普段は次の日に新しい水を入れ替え、タンクの水はお風呂に使います。災害が起こった時には、タンクの水を飲料水として活用できます。お風呂に水を貯めておく方法もありますが、お風呂に貯めた水と違って飲める点が良いと思っています。災害時のために2Lのペットボトルが2本備蓄してあるので、2日分の水はあることになります。しかし、一般的に必要とされる3日分には届いていないのが課題です。」